前2回のブログでロックの歴史を時系列チャートで整理していて再確認したことがあります。

”2005年以降に新しいロック、音楽ジャンルが生まれ、メインストリームになってない?”

2005年以降のロック、音楽についてランキング等の客観的指標を参考にしながら振り返りたいと思います。

何の指標を参考にするか

世界的に権威のある有名チャートとして、アメリカのBillboard(ビルボード)、イギリスのOfficial Charts(オフィシャル・チャーツ)等があります。これらはアルバムの売り上げ、ラジオでの放送回数等をもとにランキングされています。よってどうしても”ポップ寄り”というかほぼ、”ポップス”のランキングとなる傾向があり、ロックやヒップホップ等の音楽のトレンドを見たい時にあまり参考になりません。よってここでは、世界的に著名なアメリカの音楽誌 Rolling Stone(ローリングストーン誌)とイギリスの音楽誌NMEのランキングを参考にしたいと思います。参考に90年代ベストソングランキングのトップ10を見てみると、

90年代のベスト50ソング ”50 Best Songs of the ‘90s (Rolling Stone)”より

  1. Nirvana ’Smells Like Teen Spirit’
  2. Blackstreet ’No Diggity’
  3. Notorious B.I.G With Mase and Puff Daddy ‘Mo Money Mo Problems’
  4. Bikini Kill ‘Rebel Girl’
  5. Dr. Dre and Snoop Dogg ‘Nuthin but a ‘G’ Thang
  6. Pavement ‘Gold Soundz’
  7. Missy ‘Misdemeanor’ Elliott ‘The Rain’
  8. Pulp ‘Common People’
  9. Liz Phair ‘Fuck and Run’
  10. TLC ‘No Scrubs’
Dr. Dre and Snoop Dogg ‘Nuthin but a ‘G’ Thang

90年代のベスト100ソング “100 Best Songs of the 1990s (NME)”より

  1. Pulp ‘Common People’
  2. Nirvana ‘Smells Like Teen Spirit’
  3. Suede ‘Stay Together’
  4. Radiohead ‘Paranoid Android’
  5. Manic Street Preachers ‘Motorcycle Emptiness’
  6. Oasis ‘Supersonic’
  7. Beastie Boys ‘Sabotage’
  8. Daft Punk ‘Da Funk’
  9. Mcalmont & Buttler ‘Yes’
  10. Rage Against the Machine ‘Killing In the Name’
Pulp ‘Common People’

ローリングストーン誌がアメリカ、NMEがイギリス誌ということもありそれぞれの国の音楽を贔屓目にみる傾向が強いですが、それぞれトップ20ぐらいまでみると大体同じような曲がランキングされています。やはり、グランジ、オルタナティブ、ブリットポップ、ヒップホップがメインストリームの時代ですね。これで双方のトップ20ぐらいまでのランキングを見れば何となくの傾向がつかめそうなことは分かりました。

2000年代のランキング、音楽シーン

それでは、これらのランキングを参考に2000年代の音楽シーンをみてみたいと思います。

00年代のベストアルバム100 “100 Best Albums of the 2000s (Rolling Stone)”より

  1. Radiohead ‘Kid A’
  2. The Strokes ‘Is This It’
  3. Wilco ‘Yankee Hotel Foxtrot’
  4. Jay-Z ‘The Blueprint’
  5. The White Stripes ‘Elephant’
  6. Arcade Fire ‘Funeral’
  7. Eminem ‘The Marshall Masters LP’
  8. Bob Dylan ‘Modern Times’
  9. M.I.A ‘Kala’
  10. Kanye West ‘The College Dropout’
The White Stripes: Seven Nation Army

2000年代のトップアルバム100 “Top 100 Albums of the 2000s (NME)”より

  1. The Strokes ‘Is This It’
  2. The Libertines ‘Up The Bracket’
  3. Primal Scream ‘XTRMNTR’
  4. Arctic Monkeys ‘Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not’
  5. Yeah Yeah Yeahs ‘Fever to Tell’
  6. PJ Harvey ‘Stories from the City, Stories from the Sea’
  7. Arcade Fire ‘Funeral’
  8. Interpol ‘Turn On The Bright Lights’
  9. The Streets ‘Original Pirate Material’
  10. Radiohead ‘In Rainbows’
Arctic Monkeys: Do I Wanna Know?

完全にストロークスを筆頭としたロックリバイバル時代ですね。90年代後半のメインストリームであったヒップホップもエミネム、カニエ・ウエスト、ストリーツ等の新しいタイプのヒップホップアーティストの誕生により、依然メインストリームの中心にいます。しかし半数以上のアルバムがロックリバイバル関連であり、やはり2000年代はロックリバイバルの時代だったと言えるかと思います。しかしロックリバイバルは基本的には2000年代前半に生まれ、流行の中心だったと思います。

次回は、2010年代前半について整理してみたいと思います。

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